つくりびと紹介

つくり人 隈本知伸

『八女コマ』を筆頭に木製の玩具を制作している『独楽工房 隈本木工所』は、九州で二軒しか残っていないコマ屋の一つ。生まれて初めて出会う玩具、最初に贈られる玩具は木の優しさや温もりのある木製の玩具であってほしい……六代目となるつくり人・隈本知伸さんは、そんな想いで制作に向かいます。
「外で遊ぶ、団体で遊ぶ、そんな昔の遊びを子ども達に継承したい。」
このままではコマ文化がなくなると、思った隈本さんは、日本で一番回しやすいコマをつくろうと、螺旋を入れることで紐が巻きやすくなる3Dの機械を購入。
百年以上の伝統を守りながら、忘れがちな木と人との触れ合いを私達に届け続けています。

握った時の優しい感覚を大事に

材料は必ず国産、九州の木材。一つ新しいものを開発する度に、最低丸太一本を購入。金属や樹脂と違って木は、製材して時間をおいて乾燥させて、やっと材料として使える状態になります。
制作では、ろくろの技術で、丸みや柔らかさを出し、積み木も、各面取りをきっちり取ってペーパーをかけるなど、木製玩具の細部の研磨には手間暇をかけて気を配ります。
「握った時の感覚は大事。見た目とともに人間は一番感じるのかもしれない」
そう話す隈本さんは、自分の納得するところまで磨きます。見た目の美しさ、触れた優しさを大事にした隈本さんのこだわりです。

八女のコマ屋がつくった木の玩具

「できれば八女の木材を使いたい」
隈本さんの中には故郷・八女への気持ちが胸一杯に広がっています。ただ、八女には針葉樹しかないため可能な範囲になります。
「八女や筑後地方の木材でつくった玩具を地元の子ども達が使うことで、その子たちが大人になった時、郷土愛を持ってくれるに違いない」
農産物が豊かで災害が少なく風土が豊か。そんな八女、筑後地方が大好きな隈本さんは、故郷・八女を守るために、そして八女ゴマを守るために、時代に置いてきてしまった昔ながらの遊びや、木との触れ合いを私達に伝え、『八女のコマ屋がつくった木の玩具』をつくり続けています。

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八女のコマ屋がつくった木の玩具の画像

ぐっポス(大)

「ぐっポス」は、筆記姿勢を良くする教習具です。上半身をしっかり支える体力を得ていない児童の筆記時や、仕事での片手で行う単純な作業時、またお年寄りの食事の際に、姿勢安定による疲労軽減を促すことができる商品です。筆記時など、作業をしていない側の手は置き場が定まりません。そこで「ぐっポス」を持つことで、その手を正しく机の上に置くことができます。特に、手から肘までの前腕部をべったり机上にのせて、机に身体を預け、前屈みになるなどの姿勢の悪い児童の姿勢改善に役立ちます。そして、筆記姿勢が良くなると学習の集中力にもつながります。開発の過程では、人間工学の知見を活かし、小学生たちを被験者に「ぐっポス」の使用前と使用後の筆記姿勢の動作解析等を実施し、使用後には上半身が起立した良い姿勢になったことなどの検証も行われています。

3,240円(税込)

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会社概要

独楽工房 隈本木工所
独楽工房 隈本木工所
〒834-0006 福岡県八女市吉田1507-3

TEL:0943-22-2955
FAX:0943-22-3713

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